私の夜間断乳記録
息子の寝かしつけのためにずっと授乳をしてきたが、ここ最近それに限界を感じ始めていました。そこで色々調べてみると、どうやら夜間断乳というものがあるらしい。しかし本当におっぱい大好き息子にそれができるのだろうか?そんな不安から夜間断乳の試みは始まりました。
結果的に言うと、夜間断乳は可能でした。しかし事前準備が必須!
我が家の夜間断乳は7日目に突入しましたが、今晩も息子は無事に授乳無しで眠りすやすやと寝息をたてています。というわけで、私の夜間断乳についてまとめてみます。同じように夜間の授乳に疲れてきたママさんの参考になれば嬉しいです。
そもそも夜間断乳とは?
夜間断乳というのはその名の通り夜間授乳をしないことです。
赤ちゃんは産まれた直後常に授乳をしている状態です。なぜなら吸う力が弱くて一度にたくさん飲めないから。そして体力が無いのですぐに眠ってしまうから。しかし体力がついてくると一度にまとめて飲むことができるようになってきますし、成長とともに授乳や離乳食の回数も大人と同じ1日3回を基準にしてまとまってきます。
そんなふうに成長して夜間の授乳が必要なくなったのに相変わらずおっぱいを求めて泣き続けるのは、「おっぱい=眠る」という結びつきができてしまっているから。これが結構やっかいで、おっぱいを離すと起きてしまうとか、夜中に何度も起きて授乳しなければいけないとか、そんなことが起こってきます。
この時チャレンジしてみたいのが夜間断乳です。赤ちゃんは「おっぱいがなければ眠れない」と思い込んでいますが、実際はそこに因果関係は全くありません。そこで、夜眠る時のおっぱいをやめて「おっぱいがなくてもきちんと眠れるんだよ」ということを夜間断乳で教えてあげるんです。
夜間断乳した息子について詳細
- 1歳5ヶ月
- 食事は3食もりもり食べる
- 便秘無し
- おっぱい大好きっこで暇さえあれば飲みたがる
- 寝かしつけもほぼおっぱい
- 1度寝た後も約1時間ごとに授乳
息子の授乳に関しては特に何も考えず求められるがままに与えていました。すると寝かしつけはもちろん夜中に目覚めた時にも必ず授乳しないと眠らなくなってしまいました。
子育て開始直後は「自然と離れるまでは好きなように飲ませれば良いや~」と軽く考えていたものですが、その大変さが身にしみてきました。そこで方針転換し、夜眠る時と昼寝の時の授乳は一切無し、おっぱいは起きている時のみ、ということにしました。
ここで一気に完全断乳しようかとも思ったのですが、夜間がどうにかなってしまえば昼間は遊びやなんやかやで気を紛らわせてどうにでもなりそうなので、一番やっかいそうな夜間からやっつけてしまうことにしたというわけです。
我が家の夜間断乳スケジュール
下準備:入眠儀式のための絵本を習慣化
おっぱい無しで眠らなくてはいけないという状況に備えて、これをしたら眠るんだよということが分かるように絵本を用意しました。これを授乳して寝かせている時にも読み聞かせして準備を始めました。とはいっても夜間断乳を始めようと思った1週間くらい前からです。
用意したのは「もうねんね 」という絵本です。息子の大好きな犬や猫など動物がねんねしている姿が描かれているので喜んで読んでくれますし、内容的にも「これから寝るんだな」という気持ちになれるようです。
最近は文章の内容を変えて息子の名前を入れて読んであげています。これをすると眠いフリをしてころんと転がったり目をこすったりするのでウチの場合は効果的です。
夜間断乳1日目
夜間断乳の告知
今日から眠る時のおっぱいが無くなるよ、ということを息子にも理解できる簡単な言葉で伝えることにしました。きちんと聞いてくれなければ意味が無いので「これから大事なことをお話します」と目を見て言ってから、以下のように伝えました。
「今日の夜から寝る時のおっぱいはなくなるよ。歯磨きをして絵本を読んだらお布団でねんねするからね。夜起きた時も背中とんとんしたら寝るんだよ。もう大きくなったから絶対できるからね!」
伝えたのは、散歩の休憩中とお風呂中の2回です。どちらもしっかり向き合って目を見ながら伝えました。最後に「できる人?」と聞いたら元気良く左手をあげていたので、内容的には理解できたんじゃないかな?と思います。
告知通りに寝る準備、しかし・・・
寝る準備は告知通りに行いました。いつも寝ている部屋へ行って歯磨きをしてから絵本の読み聞かせです。これが終わった後照明を真っ暗にしました。するとやはりというか何というか、息子のギャン泣きが始まりました。
頭では「今日からおっぱいなしか」と分かっていても、いざそうなると混乱している様子です。暗闇の中で響く泣き声、そして時折混じる「ゴンッ」とか「ガツッ」という痛そうな音。・・・え?と思い電気をつけると、混乱した息子が立ち上がって壁や家具にぶつかりながら歩いているところでした。これは危ないので、眠りづらくなりそうでしたが部屋の明かりは豆電球にしておくことにしました。
でもこの時のギャン泣きは思ったよりも長くは続かず、30分くらいで泣き疲れて息子就寝。嗚咽が混ざるくらい泣いていたので一安心でした。
1時間半続く夜泣き→義母に心配される
一安心したのもつかの間、1時間もすると息子はむっくりと起き上がり、先ほどにも増してものすごい勢いで泣き始めました。少し眠って体力が回復したからでしょうか、声量も先ほどよりあがっていますし、表情もすっきりしています。
私にできることはというと、布団の上をはいずり回る息子の様子をさりげなく見守りながら手の届く範囲にやってきた時にとんとんしてあげることだけ。抱っこしたりすることもできますが、それで寝付く習慣ができてしまうと今度は「抱っこ=眠る」になってしまい結局苦労することが目に見えていましたので、心を鬼にしてとんとんのみです。
そんなこんなで夜泣きは1時間半にもおよび、同居している義母が「大丈夫?」と様子をうかがいにやってくる始末。夜間断乳の話を伝え忘れてたんですね。一緒に暮らしている家族には昼間のうちに夜間断乳することを話しておかないと驚かれてしまいます。
その後もう1回夜泣き
この時にはそれほど長くは続かず、すぐに寝ていました。そして朝6時に起きるまで息子は眠ったのでした。
1日目で1番辛いことは何もできないことです。自力で寝る術を知らない息子が自分でそれを見つけるのをそばでじっと見ていなければいけません。これを乗り越えられた時、なんとなくですが自分も母としてステップアップしたような気がしました。
夜間断乳2日目以降
大変な1日目を過ぎるとその後はとてもスムーズに眠れるようになっていきました。2日目以降はそれほど大きな違いが無いので、まとめてしまいます。
昼寝の時も断乳
夜だけでなく昼寝の時も断乳することにしました。同じように眠ることなので、昼寝は授乳するけど夜はしないでは息子が混乱すると思ったからです。
昼寝の時はカーテンを閉めて絵本を読んでから横になるようにしました。それでも明るいので寝付くまで時間がかかるかなと思っていたんですが、20分もするとスースーと寝息が聞こえてきました。
2日目の昼寝の時には最初泣いていましたが、3日目には泣きもせずにコロコロ転がりながら就寝。段々と断乳の手ごたえを感じ始めます。
夜もスムーズに就寝
夜もスムーズに寝付くようになりました。照明を豆電球にしてから寝付くまでの時間は大体20分くらいです。最初は布団に横になるのを嫌がりますが、放っておくと自分のタイミングで勝手に転がります。とんとんして欲しい時には近づいてくるので、寄ってきた時にはとんとんしたりさすってあげたりします。
初日はすぐに目覚めていた息子ですが、2日目からは夜泣きもほぼ1回しかも20分弱(場合によってはほぼ泣かない)という短時間になるようになってきました。これは今後更に短時間になっていくと思われます。
こんな様子で朝6時頃まで眠ってくれるので、私の負担はとても少なくなりました。
まとめ:息子は自分で眠る方法を身につけた
- 1日目は大変だった
- 2日目以降はラクになった
- 夜間断乳で私の負担が減り自由時間が増えた
夜間断乳にも賛否両論あるようですが、私にとってはとても良い方法でした。きっとタイミングもあると思います。これほどスムーズに進んだのは、息子の成長具合が夜間断乳するのにぴったりのタイミングにきていたからだと思うのです。ですから、同じようにやってみても夜泣きがずっと続くというお子さんもいるはずです。
子育ては自分と子供にとってベストな方法を探しながら試行錯誤と実践を繰り返すこと。唯一無二の正解が無いことだから、きっとこれしか方法は無いんじゃないかな、ということを夜間断乳を通じて改めて教えてもらいました。
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