アカネチャンネル

息子が2歳になりました。子育てや冷え取り・在宅ワークについて書いてます。

夜間断乳でできた心の穴は昼間にしっかり癒してあげる

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それまでずっと授乳で眠っていた息子にとって、授乳は単に飲むという行為であるというだけでなく安心感を得るための方法だったはずです。だからきっと夜間断乳をして最初のうちは「なぜ大切なものを奪われたのか?」と息子はショックを受けていたのだろうと思います。

 

ショックの結果出てきたのが、

  • 昼間の授乳の長時間化
  • 抱っこちゃん化
  • エスカレートするワガママ

といったことでした。

 

きっとこれらの行動で、それまで夜に得ていた安心感を補填していたのでしょう。この時期はそれほど長くは続かないものだと思いますが、1日中子供につきあい続けるママにとってはウンザリもいいところ。そこで、夜間断乳の結果息子が起こした困ったちゃんな行動とそれにどのように対応していったかをまとめたいと思います。

 

 夜間断乳はやっぱりショック

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夜間断乳は母乳っこであればあるほどショックが大きい出来事です。我が家のように1歳半近くなってからの断乳であれば、言い聞かせると頭では分かっているようですが、それでも実際に「昨日までもらえたものがもらえない現実」にぶつかると混乱しショックを受けます。

 

そのショックがどれほどのものなのかは個人差があるところだと思いますが、どんな子供でもそれぞれの形でショックを受けているということを前提に考えた方が良いと私は思います。

 

息子の場合にはショックのあまり大泣きしながら大暴れでした。

そんな様子の詳細は私の夜間断乳記録をご覧ください。

 

 

でも朝は何事もなく「おはよう」

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寝付く時の大荒れを見ているので、朝も当然不機嫌に起きてくるものだと思っていた私。しかし、その予想が良い方に裏切られ、息子はとてもとてもご機嫌に満面の笑顔で起きてきたのでした。

 

何事も根に持つ性格の息子は、一度怒るとなかなか機嫌を直してくれません。それがこんなに爽やかな笑顔で起きてくるということは、夜間断乳にただ慣れていないというだけでそれ以外の問題が特に無かったんだろう、というように私はこの時思いました。

 

でもね、実際にはそんなわけは無いのです。だって本当は欲しくて欲しくてたまらないものを何とか我慢したわけですから。どこかに無理が出てきてしわ寄せがやってきます。

 

 

しわ寄せその1、昼の授乳の長時間化

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私は夜のみの断乳を目指していて完全な断乳をしようと思ってはいなかったので、昼の授乳は続けています。元々授乳時間や頻度に制限を設けてきっちり管理をするといいうことはしていなかったので、この時も昼の授乳は息子のタイミングで好きな時に好きなだけ飲ませていました。

 

すると、昼の授乳がやたらと長時間になってしまいました。時には1時間半延々と飲んでいた、というようなことも・・・。長時間の授乳と聞いて想像する長時間の枠を超えているので、きっと読んでる方引きますね・・・。

 

もとから長い時間授乳しながらトロトロまどろむのが好きな息子でしたが、ここまで長い時間というのはこれまでありませんでした。

 

これはもしかすると「もう夜はおっぱい無しだよ、明日明るくなったいっぱい飲もうね」と夜間断乳時に言い聞かせていたことを実行しているのでは!?と思ったので、途中でやめさせることはあえてせず、満足して自分から離れるまでそのままにしていました。

 

すると、この長時間授乳は3日程度で自然となくなっていきました。おそらく実際に飲むことよりも「好きなだけ飲めるんだ」という安心感が重要だったのではないかと思います。

 

 

しわ寄せその2、ワガママが増える

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元々ワガママな息子ですが、それがより顕著に現れるようにもなりました。オムツ替え・着替え・お風呂を断固拒否!というのがその一例です。

 

じったんばったん暴れまわって泣きまくって「イーヤー!!!」と絶叫。一体何やってんだ?とご近所さんは思っていることでしょう。単なる着替えです。

 

これは、夜間断乳が安定した今でも直ってません。イヤイヤ期の開始と重なってしまったのかもしれませんね。

 

暴れたり泣いたり叫んだりに関しては、私は状況が許すようであれば好きにさせるようにしています。「ダメなものはダメだよ」と言いますし、オムツ交換しなければいけない時は泣いてようが何してようがやってしまいます。でも、泣いていることや暴れていることそのものに関してはノータッチ。

 

これらの行動って子供にできるほとんど唯一のストレス発散方法だと思っているので、それを絶ってしまってストレスを内に溜められるよりはうんと良いかなと。もちろん大人になっていく過程で違った発散方法や解決策を身につけていってもらうことが前提ですが、1歳半なら自分のストレスを自分で解消できるというだけで上出来じゃないかと思うのです。

 

 

スムーズに眠れるようになってくると安定した

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こうした夜間断乳のショックによる行動は、安定して眠れるようになってくると落ち着いていきました。断乳開始から2ヶ月が経過した今は、昼の授乳も以前ほど欲しがりませんし、ワガママも「まぁこの時期だからな」という程度におさまってきています。

 

「眠る時にあるべき授乳が無い」という状態から「眠る時は授乳はしない」に息子の中で変わった時から、昼間に発散するという行動が必要なくなったのでしょう。

 

 

夜間断乳開始1週間くらいはやり過ぎなくらいケアを

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夜間断乳を始めて最初の1週間くらいは「やり過ぎかな?」と思うくらいしっかりとケアをするのが良いと思います。赤ちゃんにとって重要な母乳との別れですから、「お母さんはここにいるよ」「ちゃんと見守ってるよ」というのが分かりやすく伝わるようにする。

 

そうすれば安心して母乳から離れて眠ることができるようになるのかな、とやってみて思いました。

 

 

まとめ:夜間断乳は最初の自立

自立を「自分で何でもできるようになること」とすると、夜間断乳は最初の自立だと思います。自分の力で眠れるようになること、ですから。

 

でも自立する時って不安なこともたくさんあるので、それまで頼っていた人にこれまで以上に一時的に負担をかけることもあります。例えば、ひとり暮らしを始めたけれど分からないことだらけでお母さんに電話しまくってる、とかね。

 

夜間断乳の結果、昼間にちょっと厄介なこともあるかもしれません。でも、それも自立の過程のうちなのかな?と問題にばかり目を向けるのではなく、もう少し長い目で見てみるのが良いような気がします。でないとツライ・・・。

 

そもそも入眠儀式はコレ!と覚えることができる赤ちゃんってとても賢いと思います。母乳でしか眠らないという赤ちゃんは、本来は何も関連性の無い「母乳」と「睡眠」を結びつける思考力と想像力があるんですから。そんな賢い赤ちゃんなんだから、母乳以外の入眠儀式を見つけることだってきちんとできるわけです。もちろん最初は不安ですが、それもママのサポートがあればノープロブレム!